PP-ピアニッシモ-

雰囲気はそれなりに良し、音楽良し、演出も良し。問題はシナリオかな。かなりしょんぼり。
主人公はカルタグラ同様に初期設定は派手に実効値はしょんぼり。あと今回も出たよ謎のタコヤキ屋の親父がッ!!
以下多少の展開ネタバレあり雑感。不満ぶちまけとも言う。


まず死体に美しさが無い。
カルタグラでは烏羽根とか眼球串刺しとかオブジェ的な負の美しさがあったけど、本作はタダ死んでるだけ。ガッカリ。
あと周囲の人間が死んで主人公は大いに悲しむけど、プレイヤーにはその相手との親密さがほとんど提示されていないので犠牲者一人増えた程度にしか感じない。だから苦悩を延々と見せられてもツマンない。
「恋人関係になる→部屋に連れ込んでセクス→次の朝目覚めると恋人が血塗れ死体に」なんて絶好の萌え展開だというのに盛り上がらぬッ。
謎に関しては現在判明している事実から2回転半ぐらいしないとフザケルナで終わりそう。


そして作中に


去年発行された夢野久作の『ドグラ・マグラ』って小説を知ってますか?
の、脳髄神様が見てはりますえ!?