赤い額縁

赤い額縁

前半の雰囲気は非常に良し。あちこちに隠された多数の暗号は流石としか言いようが無いね。最後の「原稿枚数」にもネタを仕込んであるしっ。
ただ後半というか終盤がどうも沈み気味かなー。「ホラー」で「本格ミステリ」を目指した結果ホラーが中途半端な気がする。本格ミステリはそもそもあまり好みじゃないのでよくわからぬ。
しかし「不死の」吸血鬼が「読んだら死ぬ」本を読む状況ってのはかなり面白いよなー。その一点だけである意味満足かも。