短編集。全てがちょいと変わった少しグロテスクな世界観を持つ。
演歌の話から始まってラストがクトゥルー邪神復活な「演歌の黙示録」、文字通り物語の逃亡を描いた「逃げゆく物語の話」、そしてラストの「付記・ロマンス法について」辺りが面白かった。
「付記・ロマンス法について」の「恋愛小説フローチャートを元にしてつくられるプロットで、慣れればいくらでも考えつく」がウケた。