病の世紀

病の世紀

各地で多発する猟奇殺人。その裏にはある秘密が。


全5章で最初の4章は猟奇殺人→調査→実はこういう細菌の影響だったんだよ! が続く。
その描写が実に嫌な感じで気分悪くなりつつも読み続けずにはいられない。
毎章ごとに事件原因の細菌が判明する短編的展開なので怖さはそれ程でもない。それも演出な気がする。なんだろう上手く説明できないけど判明した安堵の隙を突いてきたような。


最後の第5章がなんだか着地点が定まっていない感じで怖くもスッキリしないのがしょんぼり。