黒い家 (角川ホラー文庫)

黒い家 (角川ホラー文庫)

おお、これはかなりの当たりだ。
ラスボスがデカい包丁を持った人間ってリアルで怖い。 あと京都が舞台で昨日一昨日と歩いた地名が出てきて更に臨場感UP。
挿入される保険金犯罪の話やサイコパスの話も面白く。


207ページより

子供たちにまで浸透した拝金主義。正義や道徳を口にすることは、ダサいと嘲笑され、他人を平気で傷つけるようなサイコパス的な価値観が、クールだとか、かっこいいとか言ってもてはやされます。
実は現実が一番ホラーじゃあるまいかッ。