池波正太郎「侠客」

仇討ち物語ッ!
父が殺された理由、仇討ちへの雌伏期間、その間に起こる関係者の運命、etc
もう続きを読むのが楽しみで楽しみで
斬り込みで話は収束、ストレスは発散。実に素晴らしい
ただ「幡随院長兵衛」と名を変えてからの話は面白いけど蛇足かなー
歌舞伎とかでそっちの名前が有名らしいけど話的には仇討ち完了で締めたほうが綺麗だと思ったり
でもこれだけの人生を「あとは幸せに暮らしました」なんて一文で纏めてしまうのは惜しい気もするし……ううむ、やはりこれが良い書き方なのか